田原凌祐の鍵盤弾き語り日記

広島県出身20歳、キーボード弾き語りシンガーソングライターが未だに青春してる10の理由

Black&White

東京オリンピックまで、今日でちょうど1000日前らしいです。きっと殆どの人が「あと1000日しかないの?」って感じるでしょう。

 

開催される頃、僕は24歳になっています。これにはなんだか現実味が沸きません。要は「1000日」があっという間かどうかの話ではなく、「1000日」って響きがあっという間に感じられる訳です。

 

誰もが響きに揚げ足を取られています。それが壁となって、物事と向き合う前に「どうせ出来っこない」と諦めたり、「これをやったって意味がない」と決めつけたり。

 

響きがもたらす思い込みによって、沢山損をしてきました。その事に深く僕は後悔しています。だから「1000日」って響きには負けないように、その1日1日と向き合って生きていきたい。それが今の僕の信念です。

 

さて、ASKAさんのアルバム『Too many people』発売から245日後の10月25日。新作『Black&White』が発売されました。

 

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年に2枚目のアルバム。こんなに早く次の喜びを手に入れる事が出来るとは思ってませんでした。『SCRAMBLE』は7年ぶり、『DOUBLE』は5年ぶり。あの頃が嘘みたいな活発ぶりです。

 

『Too many people』は言うまでもなく名盤でした。あれほどの事件があって、『700番』だけでは綴りきれないであろう程の辛さがあって、世間からの尋常じゃないほどの攻撃があって。

 

そんな中であれほどのアルバムが出来上がっていったんだと思うと、ゾクゾク感が半端なくて最高にロックだなと思いました。天才ぶりを証明するように、ASKAさんは見事に音楽で批判の声を黙らせたのです。

 

この世において、僕の中で『Kicks』を塗り替えるほどの衝撃に出会う事はないだろうと思ってた。それほど『Kicks』に与えられた影響は偉大なものでした。それが約20年の時を超えて『Too many people』を生み出すんですから。こんなにも幸せなファンはいません。


そして『Black&White』は、そんな前作すらも超えた傑作だとSNSやレビューなどで盛り上がってるようですね。

 

Black&White』はフラゲしました。しかしまだ聴いてません。そりゃあ聴きたくて堪らないけど、ゆっくり出来る時間にちゃんと噛み締めて聴きたいから。大事な一聴目は大事に聴きたい。

 

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『Too many people』もそうでした。フラゲしたにも関わらずその週の日曜まで我慢しました。はっきりと覚えています。その時に初めて封も開けて、DISCをセットしてヘッドフォンを装着して。座って机に置いた歌詞カードをじっと見て集中した1時間。CDをあんな濃厚な聴き方したのは生まれて初めてでした。あの時味わったとんでもない余韻は一生忘れるもんじゃありません。

 

CDの価値観が薄れてしまってる現代の中で、僕はCDの喜びをどこまでも感じていたい。ネットが進化してYouTubeや生配信などのコンテンツが盛り沢山になった今や、テレビは必要とされなくなってきました。それも僕にとっては寂しい現実です。

 

テレビ全盛期、CD全盛期。その時代は日本が本当に元気でした。変化に順応していかなきゃいけないとは言え、それに従うだけでは完全に終わってしまいます。気持ちだけの問題ではどうしようもありません。やっぱりそこにはお金というシビアな問題がついて回ります。

 

難しい事ではあるけど、一石投じる人が必要です。きっとこのままでは今までの音楽というのは、どこかの時代を境に別のものとしてカテゴライズされてしまう気がする。スマホガラケーのように。

 

音楽を愛する者として、ヒットチャートが楽しかった時代に憧れる者として、この消えゆく流れを受け入れて堪るものかという気持ちでいっぱいです。「音楽がなければ生きていけない」っていう人は変わらずいるというのに。いや、音楽界の全盛期よりも絶対にそういう人が増えていると思う。それなのにこの有り様は到底理解し難いです。

 

同じ想いの下で皆居るはずなのに、音楽が使い捨てのようになっていること。魂を込めてアーティストが作った音楽を当たり前のように聴けてしまえること。CD云々もあるけど、根本にある音楽の価値から今一度見直していかなければならない。ミュージシャンになる事はずっと追い続けてる夢だけど、音楽の世界を変える事も僕の大きな夢です。

 

オリコン1位をとろうと、レコード大賞をとろうと、一瞬のブームで過ぎ去ってしまう現状です。残っていかないんです。そうじゃなかった時代が2000年代中盤までありました。「最近のアーティストが悪い」ってのも勿論あります。それはリスナーの音楽の使い捨てではなく、業界がアーティストを使い捨てしてしまってるから。曲が溢れすぎて、一曲一曲の重みが薄れています。

 

業界とリスナーが同じように歩を進めたせいで、互いに取り返しがつかない手前まで来てしまいました。リスナーに訴えたいのは「音楽が好きなら音楽を殺すなよ」って事です。

 

ASKAさんは音楽業界を変えようとしています。全体で考えていかなければいけない問題です。物事の分別くらいついて当然な大人たちが、いつまでもASKAさんの行動に目くじらを立ててるようじゃ一生良くはなりません。アイディアが集まればもっと話は進んでいきます。

 

Black&White』って響きでなんだかCHAGE&ASKAを連想してしまうけど、ASKAさんも「今は復活はない」と言いつつ「いつか」の可能性について話してくれてます。今は時期的に、構想的に言えない事がとても沢山あるんだと思います。言えない事が、また変に疑われたり切り取られたりして足枷になっていく。この繰り返しです。

 

メディアもマスコミも音楽を潰したいとしか思えないような報道をしてますが、軽く唾でも吐きかけて放っておけばいい。最後の最後は本当に音楽を愛する者だけが残るから。

 

僕らは強く立って「334日後」を待ちましょう。

 

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P.S.

「Fellowsを作ってみた」企画で8月に公開した『Imaginary friend』ですが、ちゃんと続きがあります。来月、フル音源を公開するので是非心に留めといてもらえると嬉しいです。

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